本文へスキップ
BMI計算アトリエ

Children & Teens

子ども・中高生のBMIの見方

成長期の子どもの体格は、大人とは違う方法で評価します。このページでは、その理由と、日本で使われている評価の方法、専門家に相談する目安をご紹介します。

Why

大人のBMI基準を使わない理由

大人のBMIは、日本肥満学会の基準で「18.5未満は低体重」「25以上は肥満」のように、年齢に関係なく同じ区分で判定します。 一方、成長期の子どもは身長も体重も変化し続けており、BMIも年齢とともに自然に上がったり下がったりします。

そのため、同じBMIの値でも、年齢や性別によって「その年頃として標準的か」の意味が変わります。子どもの体格は、年齢・性別ごとの基準と比べて評価する必要があります。

What you need

子どもの体格の評価に必要な情報

Methods in Japan

日本で使われている評価の方法

肥満度(過体重度)

実際の体重が、同じ性別・年齢・身長の子どもの「標準体重」からどれだけ離れているかをパーセントで表します。

肥満度(%)=(実測体重 − 標準体重)÷ 標準体重 × 100

学校の健康診断で用いられる学校保健統計調査では、平成18年度から、性別・年齢別・身長別の標準体重をもとに肥満度を算出し、肥満度が+20%以上を「肥満傾向児」、−20%以下を「痩身傾向児」としています。 幼児期(おおむね6歳まで)は、幼児用の身長別標準体重を使って肥満度を求めます。

成長曲線・BMIパーセンタイル曲線

身長・体重・BMIの測定値を、年齢ごとの基準曲線のグラフに書き込んで評価する方法です。日本小児内分泌学会は、2000年度の全国調査データをもとにした 0〜18歳の成長曲線と、男女別のBMIパーセンタイル曲線を公開しています。

成長曲線は、ある一時点の値よりも、これまでの記録を線でつないだときのカーブの形が大切です。 母子健康手帳や学校の健康診断の記録を使って、同じカーブに沿って成長しているかを確認します。

年齢による違い(日本小児内分泌学会による整理)

乳幼児(0〜6歳)
身長・体重の成長曲線と、身長別の標準体重にもとづく肥満度で評価します。
学童・思春期(6〜17歳)
成長曲線、性別・年齢別・身長別の標準体重にもとづく肥満度、BMIパーセンタイル曲線で評価します。

海外では

世界保健機関(WHO)や米国疾病予防管理センター(CDC)も、子どもには年齢・性別ごとのBMIの基準(BMI-for-age)を使い、成人とは別の方法で評価しています。 国や基準によって判定方法が異なるため、日本のお子さんには日本の基準で評価するのが一般的です。

When to ask

専門家に相談する目安

  • 成長曲線のカーブから、上向きまたは下向きに大きく外れてきた
  • 短い期間に、体重が急に増えた・減った
  • 身長の伸びが止まった、または周りと比べて極端にゆっくりに見える
  • 食事の量や体型のことで、子ども自身が悩んでいる様子がある
  • 健康診断で、再検査や医療機関の受診をすすめられた

相談先には、かかりつけの小児科医、学校の養護教諭(保健室の先生)、自治体の保健センターなどがあります。

子どもの体重や体型について話すときは、見た目の評価や他の子との比較は避け、健康に過ごすための生活リズムや食事、体を動かす楽しさに目を向けることが大切です。 自己判断で食事を減らすなどのダイエットは、成長に必要な栄養が不足するおそれがあるため、専門家に相談してから取り組みましょう。

FAQ

よくある質問

子どもや中高生の体格の見方について、よくある疑問にお答えします。

大人のBMIの基準(18.5未満はやせ、25以上は肥満など)は子どもにも使えますか?

使えません。子どものBMIは成長とともに自然に変化し、同じ数値でも年齢や性別によって意味が変わります。成人向けの区分をそのまま当てはめると、実際の体格を誤って判断するおそれがあります。

なぜ年齢と性別が大切なのですか?

身長や体重の増え方、体つきの変化の時期は、年齢や性別によって大きく異なるためです。特に思春期は、成長が始まる時期や速さに個人差があります。そのため、子どもの体格は年齢・性別ごとの基準と比べて評価します。

このサイトで子どもの体格を判定できますか?

現在、このサイトには子ども向けの判定機能(BMIパーセンタイルや肥満度の計算)はありません。検証済みの基準データにもとづく計算を提供できるまでは、判定を行わない方針です。お子さんの体格については、健康診断の結果や成長曲線を確認し、小児科医などにご相談ください。

BMIや肥満度で病気かどうかがわかりますか?

わかりません。BMIや肥満度は体格の目安を知るための指標で、病気を診断するものではありません。成長の様子や生活の状況などをあわせて、専門家が総合的に判断します。

どんなときに専門家に相談すればよいですか?

成長曲線のカーブから大きく外れてきたとき、体重が短い期間に急に増えたり減ったりしたとき、身長の伸びが止まったように見えるとき、食事や体型のことで子ども自身が悩んでいるときなどは、小児科医や学校の養護教諭に相談してみましょう。